「保護者支援のための療育的面接の実際 − 面接シミュレーション(面接模擬 実技)を通して −」
佐竹恒夫(言語聴覚士), 療育的面接による保護者支援企画プロジェクト
私たち臨床療育スタッフ(言語聴覚士など)は普段から臨床療育の場で保護者支援および面接を行っていますが,その方法や内容についての相互検討や研修の機会は多くありません。これには面接の方法論や内容に関するプログラムの検討が進んでいないことも一因だと考えられます。
そこで私たちは,2015年11月から「療育的面接による保護者支援企画プロジェクト」を開始し,言語発達障害児者とその家族の日常生活の質(QOL)を向上させるために行う保護者支援および面接について検討を行ってきました。
その結果,面接シミュレーション(面接模擬),保護者支援の過程をシミュレートできる「療育的面接による保護者支援フローモデル」などの方法を開発するに至ったので,今回その一部を公開します。
当日は保護者支援のための療育的面接についての講義と,言語発達障害の症例についてグループで話し合いながら,ゼミおよび面接シミュレーション(模擬実技)を行う予定です。実際の臨床・療育の場で,保護者支援・面接を行っている方々のご参加をお待ちしています。
※講演会概要と参加者の声を掲載しました(PDFファイル)
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