<S-S法>とは
<S-S法>とは、「記号形式−指示内容関係に基づく言語発達遅滞訓練プログラム」の英語名称の頭文字をとったものです(Language Intervention Program for Language Retardation Based on Sign-Significate Relations)。
<S-S法>では、言語・コミュニケーション行動を、機能的側面のコミュニケーション態度、構造的側面の記号形式−指示内容関係、それらを支える認知や産生などの基礎的プロセス、という3側面からとらえます。言語発達障害児の言語・コミュニケーション行動をこの言語行動の3側面の視点で包括的に評価し、訓練プログラムを立案し働きかけます。

図1 言語行動の3側面

<S-S法>の段階
<S-S法>の記号形式-指示内容関係には、5つの段階があります。前言語期と言われる音声受信がまだできない段階1と段階2、単語の理解が可能となる段階3、文(語連鎖)の理解が可能な段階4と段階5です。
表1 記号形式-指示内容関係の段階
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図2 記号形式-指示内容関係の段階
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段階2の成り立ちについて
2023年度の検査講習会で、参加者から段階2事物の基礎概念に関するご質問をいただきました。このことを機に、小寺富子氏が段階2の検査材料や手続きの成り立ちと検査の背景について、論文として詳しく書き下ろしました。<S-S法>の考え方に沿ってお子さんの評価や訓練をしている方に、ぜひお読みいただきたい内容です。
●PDFファイル(約1.1MB)